“場合分け”が苦手な人へ 〜場合分けはセンスではなくチェックリスト〜
2026/06/24
みなさんこんにちは。
個別指導塾NorthCREA 塾長の野崎です。
今日は数学の中でも、苦手な人が一気に増えるテーマを扱います。
それは――「場合分け」です。
場合分けが苦手な人は、だいたいこう思っています。
「何で分ければいいか分からない」
「漏れる」
「ダブる」
「途中でぐちゃぐちゃになる」
でも結論から言うと、場合分けはセンスではありません。
場合分けは“チェックリスト”で上手くなります。
場合分けで失点する2大原因:「漏れ」と「重複」
場合分けが失敗するパターンはほぼ2つです。
漏れ:考えるべきケースを落としている
重複:同じケースを二重に数えている(境界があいまい)
つまり、場合分けは「計算」より前に
設計ミスで落ちます。
だから必要なのは、ひらめきではなく
「どう分けるか」の型です。
まず最初にやること:何で分けるかは“条件”から決まる
場合分けをする時に、いきなり思いつきで分けないでください。
分ける軸は、だいたい次のどれかです。
符号(正・負・0)
大小関係(A>B、A=B、A<B)
絶対値(中身が正か負か)
平方根(中身が0以上の条件)
分母(0にならない条件)
整数条件(偶数・奇数、倍数、範囲)
場合の数・確率(起こりうるパターンの分け方)
つまり、場合分けは「やりたいからやる」のではなく
必要だからやるものです。
場合分けが強くなる“3ステップ” ステップ①:分ける前に「境界」を先に書く
漏れと重複の原因は、境界があいまいなことです。
だからまず、分ける軸が決まったら
境界(=分かれ目)を最初に書きます。
例(イメージ)
符号なら:0
大小なら:A=B
絶対値なら:中身=0
分母なら:分母=0 にならない条件
境界が書けると、場合分けが整理されます。
ステップ②:ケースは「漏れない形」で書く(3分割が基本)
例えば符号なら
x>0
x=0
x<0
大小なら
A>B
A=B
A<B
みたいに、必ず全部を覆う書き方にします。
この形にすると漏れません。
ステップ③:最後に「ダブりチェック」を1回入れる
場合分けの最後に、必ずこれを確認してください。
このケースとこのケース、同時に起こらない?(重複してない?)
全部合わせると、条件の範囲を全部覆ってる?(漏れない?)
この1チェックが、場合分けの点数を安定させます。
場合分けの最強テク:条件を“数直線”で管理する
場合分けが複雑になると、文字だけで管理すると崩れます。
そんなときは、数直線が強いです。
境界(0、A、B など)に印を打つ
区間ごとに何が成り立つかを書く
「どこで符号が変わるか」を目で見えるようにする
視覚化すると、漏れと重複が一気に減ります。
まとめ:場合分けは“ひらめき”ではなく“設計”
最後にまとめます。
場合分けの失点原因は 漏れ と 重複
何で分けるかは「条件」から決まる(符号・大小・絶対値・分母・整数など)
強くなる手順は
1) 境界を書く
2) 漏れない形でケースを書く
3) 最後に重複チェック
複雑なら数直線で管理する
場合分けができるようになると、解ける問題が一気に増えます。
“苦手な単元”ではなく、伸びるチャンスの単元です。
それでは今日はこの辺で。
塾長野崎でした。


