優先順位を付けて、やるべきことをしっかりとやる時間管理術
2026/09/08
みなさんこんにちは。個別指導塾NorthCREA代表の野崎です。
9月に入ると、高3生・高卒生にとっては、いよいよ受験勉強が本格的に「仕上げ」の時期へ向かっていきます。
夏休みにしっかり勉強できた人もいれば、思っていたほど進まなかった人もいると思います。
ただ、どちらの場合でも大切なのは、ここからの時間の使い方です。
9月以降は、学校の授業、模試、定期テスト、推薦入試の準備、過去問演習、苦手分野の復習など、やるべきことが一気に増えていきます。
「英語もやらないといけない」
「数学の苦手単元も残っている」
「過去問もそろそろ始めないといけない」
「でも学校の課題もある」
「模試の復習も終わっていない」
このように、やることが多すぎて、何から手をつければよいかわからなくなる人も少なくありません。
しかし、受験までの時間は限られています。
だからこそ、「全部を同じように頑張る」のではなく、「今やるべきことに優先順位を付けて、しっかりやり切る」ことが大切です。
今回は、高3生・高卒生が9月以降に意識したい時間管理術についてお伝えします。
① 手帳を使って「視える化」する
時間管理でまず大切なのは、頭の中だけで予定を管理しないことです。
「今日は英語をやろう」
「今週中に数学を進めよう」
「そろそろ過去問をやらないと」
このように、頭の中で何となく考えているだけだと、実際にはなかなか行動に移せないことがあります。
特に受験生は、やるべきことが多い時期です。
頭の中だけで管理しようとすると、忘れてしまったり、後回しにしてしまったり、逆に不安だけが大きくなったりします。
そこでおすすめなのが、手帳を使うことです。
手帳には、学校行事や模試の日程だけでなく、勉強の予定も書き込みましょう。
たとえば、
- 英単語を何ページまで進める
- 数学の問題集を何問解く
- 日本史の一問一答を何ページ確認する
- 模試の復習をいつやる
- 過去問をいつ解く
このように、具体的に書くことが大切です。
「数学をやる」だけでは、少し大ざっぱです。
「数学の数列を3問解く」
「昨日間違えた確率の問題を解き直す」
「青チャートの例題を2題確認する」
このくらいまで具体的にすると、行動に移しやすくなります。
また、手帳に書くことで、自分がどれだけ勉強できたかも見えるようになります。
勉強しているつもりでも、実際には同じ教科ばかりやっていたり、苦手科目を避けていたりすることがあります。
反対に、「思っていたより頑張れている」と気づけることもあります。
受験勉強では、感覚だけに頼らないことが大切です。
手帳を使って予定と実行を見える化することで、自分の勉強を客観的に見直しやすくなります。
ただし、手帳をきれいに書くことが目的になってはいけません。
色分けをしすぎたり、細かく書きすぎたりして、手帳を書くことに時間を使いすぎる必要はありません。
大切なのは、行動につながる予定を書くことです。
まずは、1週間単位で予定を立ててみましょう。
そして、その日の終わりに「できたこと」「できなかったこと」を簡単に確認する。
これだけでも、時間の使い方はかなり変わっていきます。
② 学校の時間割だけではない「My時間割」を作る
高3生の場合、学校の時間割があります。
高卒生の場合も、予備校や塾の授業、自習室に行く時間など、ある程度の生活リズムがあると思います。
しかし、受験勉強で大切なのは、学校や塾の時間割だけではありません。
それ以外の時間をどう使うかが、とても重要です。
たとえば、学校が終わってから寝るまでの時間。
朝起きてから家を出るまでの時間。
休日の午前中や午後の時間。
この時間を何となく過ごしてしまうと、思っている以上に勉強時間は減ってしまいます。
そこで作ってほしいのが、自分だけの「My時間割」です。
My時間割とは、学校や塾の授業以外の時間も含めて、自分の勉強時間をあらかじめ決めておく時間割のことです。
たとえば、
- 朝:英単語・古文単語などの暗記
- 学校後:塾の授業または自習
- 帰宅後:その日の復習
- 寝る前:軽めの確認
- 休日午前:過去問演習
- 休日午後:過去問の復習・苦手単元の補強
このように、時間帯ごとにやることを決めておくと、迷う時間が減ります。
受験生にとって意外ともったいないのは、「何をやろうかな」と考えている時間です。
勉強を始める前に迷っているうちに、スマホを見てしまったり、気づいたら時間が過ぎていたりすることがあります。
My時間割を作っておけば、「この時間は英語」「この時間は数学」「この時間は過去問復習」と決まっているので、勉強に入りやすくなります。
もちろん、毎日完璧に時間割通りに進める必要はありません。
体調が悪い日もあります。
学校行事や模試で予定が変わる日もあります。
思ったより復習に時間がかかる日もあります。
そのため、My時間割は細かく詰め込みすぎないことも大切です。
1日の予定をぎゅうぎゅうに入れてしまうと、少し予定が崩れただけで「もう今日はダメだ」と感じやすくなります。
そうではなく、少し余白を残しておくことがポイントです。
特に9月以降は、模試の復習や過去問の解き直しなど、予定外に時間がかかる勉強も増えてきます。
最初から予備時間を入れておくと、計画が崩れにくくなります。
高卒生の場合は、学校の時間割がない分、自分で1日の流れを作ることがより大切です。
「午前中は英語長文」
「午後は数学」
「夕方は理科・社会」
「夜は復習と暗記」
このように、自分の中で固定の流れを作ると、生活リズムも安定しやすくなります。
勉強時間を増やすことも大切ですが、それ以上に「勉強に入りやすい仕組み」を作ることが大切です。
My時間割は、そのための大きな助けになります。
③ やらなくてもいいことはやらない
受験生にとって、時間管理で最も大切な考え方の一つが、「やらないことを決める」ことです。
真面目な人ほど、あれもこれも全部やろうとします。
学校の課題も完璧にやる。
問題集も最初から最後まで全部やる。
参考書も何冊も進める。
模試の復習も全問やる。
SNSで見た勉強法も試してみる。
もちろん、努力することは大切です。
しかし、受験までの時間は限られています。
限られた時間の中で全部を完璧にやろうとすると、本当に必要な勉強に時間を使えなくなることがあります。
たとえば、すでに十分できている単元を何度も繰り返している一方で、苦手な単元を後回しにしている。
志望校であまり出ない形式の問題に時間をかけすぎている。
新しい参考書を始めたものの、結局どれも中途半端になっている。
このような状態は、頑張っているのに成果が出にくくなります。
大切なのは、「今の自分にとって本当に必要な勉強は何か」を考えることです。
そのためには、次のように分けて考えてみましょう。
- 今すぐやるべきこと
- 余裕があればやること
- 今はやらなくてもよいこと
たとえば、志望校の過去問でよく出る分野や、模試で何度も間違えている単元は、優先順位が高いです。
反対に、今の時点でほとんど点数につながらないことや、目的があいまいな勉強は、いったん後回しにしてもよい場合があります。
「やらない」と決めることは、サボることではありません。
本当に大切なことに時間を使うための判断です。
特に9月以降は、時間の使い方に差が出ます。
何となく長時間机に向かうだけではなく、合格に近づく勉強に時間を使うことが大切です。
また、スマホや動画、SNSとの付き合い方も見直してみましょう。
少しだけ見るつもりが、気づいたら30分、1時間経っていることがあります。
その時間をすべてゼロにする必要はありませんが、使い方を決めておくことは必要です。
「勉強中は机の上に置かない」
「見る時間を決める」
「寝る前は長く見ない」
このような小さなルールでも、時間は守りやすくなります。
受験勉強では、何をやるかと同じくらい、何をやらないかが大切です。
やるべきことに集中するために、やらなくてもいいことを減らしていきましょう。
まとめ
9月は、高3生・高卒生にとって、受験勉強の流れを大きく整える時期です。
夏休みが終わり、ここからは学校生活、模試、過去問演習、入試対策が重なっていきます。
だからこそ、ただ気合いで頑張るだけではなく、時間の使い方をしっかり考えることが大切です。
今回お伝えしたポイントは、次の3つです。
- 手帳を使って、予定と実行を見える化する
- 学校の時間割だけでなく、自分だけのMy時間割を作る
- やらなくてもいいことを決めて、本当に必要な勉強に集中する
受験生にとって、時間はとても貴重です。
しかし、時間が足りないと感じるときほど、まずはやるべきことを整理することが大切です。
全部を完璧にやろうとしなくても大丈夫です。
今の自分に必要なことを見極めて、一つずつ確実に取り組んでいきましょう。
NorthCREAでも、授業の中で「今、何を優先すべきか」「どの勉強にどれくらい時間を使うべきか」を確認しながら進めています。
勉強時間を増やすことも大切ですが、時間の使い方を整えることは、それ以上に大きな意味があります。
優先順位を付けて、やるべきことをしっかりとやる。
その積み重ねが、秋以降の成績アップにつながっていきます。
というわけで、また明日~!


