数学の成績が伸びない本当の理由は“解けない”じゃなく“再現できない” 〜再現性を作れば点数は上がる〜
2026/06/15
みなさんこんにちは。
個別指導塾NorthCREA 塾長の野崎です。
今日は、数学が伸び悩んでいる受験生に一番伝えたい話をします。
テーマは――「再現性」です。
数学が苦手な人ほどこう言います。
「解けないんです」
「センスがないんです」
でも実際に多いのは、これです。
解説を読めば分かる。
でも、次に同じような問題が出たら解けない。
つまり問題は「解けない」ではなく、
“解ける状態を再現できない”ことにあります。
「分かった」と「できる」は別物
授業や解説を見て、「なるほど〜」となる。
これは大事です。スタートラインです。
ただ、入試本番で必要なのはもっとシビアで、こうです。
初見の問題を前にして
自分の手で
制限時間内に
正解まで持っていく
この状態を作るには、理解だけでは足りません。
再現できる手順(型)が必要です。
再現できない人にありがちな3つの状態
① 解法が「ストーリー」になっていない
解説を読んだときに
「へぇ〜そうやるんだ」で終わってしまう。
でもそれだと、自分の頭の中に残るのは
“面白い話”であって“手順”ではありません。
数学はストーリーではなく、
再現可能な手順書にする必要があります。
② 解法の「入口」が分からない
問題を見た瞬間に、
何から始めるか分からない
公式は知ってるけど、いつ使うか分からない
とりあえず式変形して迷子になる
これは典型的に、入口の言語化不足です。
「このタイプは、最初に〇〇を置く」
「まず条件を式にする」
「まず場合分けを決める」
この“最初の一手”が決まっていないと、再現できません。
③ 解き直しが「眺め直し」になっている
解き直しをしているつもりでも、
解説を見ながら写す
途中で「あ、そうだった」で止まる
最後まで自力で通せない
これだと、再現性は上がりません。
再現性を上げるためのコツ:数学は「言語化」すると伸びる
再現性を作る一番の近道は、これです。
解法を、自分の言葉で説明できる状態にする。
おすすめの型は「3行メモ」です。
この問題の分類(何の分野?どの型?)
最初の一手(何から始める?)
勝ち筋(何ができたら終わり?)
例(イメージ)
分類:二次関数の最大最小(文字あり)
最初の一手:平方完成して軸を出す(または判別式で範囲)
勝ち筋:条件を満たす範囲を絞って最大最小を取る
こうやって言葉にすると、次に似た問題が来ても
「この入口から入ればいい」と再現できるようになります。
解き直しの正しいやり方:「時間を空けて、何も見ずに」
再現性を上げる解き直しは、次の順番です。
① 解説を理解する(ここはOK)
② その場で何も見ずにもう一回通す(最低でもここまで)
③ 翌日に、何も見ずに最初から解く
④ 1週間後にもう一度(落ちていたら“弱点”確定)
ポイントは、
時間を空けたときに出てくるかです。
入試本番は、必ず時間が空いた状態で戦います。
だから練習も、時間を空けて再現できるようにする。
まとめ:数学は「再現できた回数」が点数になる
最後にまとめます。
数学が伸びない原因は「解けない」より再現できないことが多い
「分かった」と「できる」は別物
再現性は、解法の入口・手順・勝ち筋を言語化すると上がる
解き直しは「時間を空けて、何も見ずに」が本番仕様
数学は、理解の深さよりも
再現できる回数が得点になります。
「分かった」で終わらせず、
「次も解ける」に変えていきましょう。
それでは今日はこの辺で。
塾長野崎でした。


